カリエレとは?

カリエレは、子育てアドバイスや健康情報をホームページで皆様に提供する会社です。

カリエレの直接の意味は「立身出世」ですが予防医学的考えでは、一人一人の能力を最大限にいかすための心と体を作る、育て上げて行く姿勢を意味しています。

赤ちゃんはもとより、体の成長が完成した人も生きている間、各組織の細胞は新しく生まれています。その一つ一つの細胞に栄養と酸素を適量与え、十分機能できるように適度に働かせる方法を開発していく仲間を求めています。予防医学の本にも同じような考えを記載している文献があるので少し引用します。

『健康のカリエレ、確かに矛盾した言葉です。カリエレ(立身出世)とは明らかに健康を害うものであり、ストレス、繁忙(仕事に追われる)、閉切り期限など、健康に良いはずがありません。ここに言うカリエレは、それとは全く違うものなのです。 ここでのカリエレはよりいっそう健康な生活の基礎となるものなのです。運動不足は今や我々の時代の大問題になりました。何となれば、仕事中に心臓、循環、筋肉を十分に働かせ、そして週末にその代償としてゆっくり体を休ませるといった時代は今や過去のものとなってしまったからです。

今日我々の環境は身体運動に乏しく、また身体運動の敵でもあります。ここで我々はホルマン教授の言葉を引用させてもらいましょう。 「運動不足は、このわずか20〜30年のうちに成し遂げられた技術化とオートメーションの結果である。我々の生活様式の変化は確かに環境を変えてしまったが、我々の遺伝的要素は変わっていない。生物学的な原理(公理)は今も何千年前も変わってはいない。ある器官の構造とその作業能力は、その求められる働きの質と量によって決まるのである。

我々は車の座席に座ってハンドルを握り、事務机に向かって座り、食卓に向かって座り、またテレビの前に座ります。つまり、座る事ばかりです。自分の脚を使って階段を上らないでエレベーターやエスカレーターで楽に運んでもらいます。我々は薪を作るようなことはしないで暖房はすべて石油の世話になっています。そのうえ、ただ神経をすり減らすような日常生活です。電話、仕事の期限、不平不満、気ぜわしさ、部・課長... これらすべてから逃れられる人がいったいいるでしょうか。そうかといって絶海の孤島で“ロビンソン”の夢を実現しうる人がいるでしょうか。

しかしながら、我々には、この日常の強制と圧迫のきゅうくつな衣を脱ぎ捨てて、少なくとも日に何時間かはゆったりと過ごすことができると信じています。本書の表題を読めば、誰でもそれがスポーツだと言う事が判ると思います。けれども少しでも誤解があってはなりませんので、本書で扱わないものを次にはっきりあげておきましょう。

1.第一線の競技者が行う真剣で禁欲的なスポーツ

2.クラブの旗を振り回す中で行われる大競技場のスポーツ

3.熱狂的なファンが行きつけの飲み屋でやる「スポーツ」や「月曜日の朝のスポーツ談義」

では、本書ではいったい何を取り上げるのでしょうか。それは我々自身に他なりません。我々のひとりひとり、誰もが健康に作業能力を身に付け、快適になり、しかもそれをいつまでも失う事の無いようにする事、これが本書の目指すものなのです。そしてその手段は“スポーツを通して”に他にならないのです。

スポーツをというと汗と禁欲のにおいがしないでしょうか。あるいは学校の体育教師のことを思い出す人たちがあるかもしれません。またそのサウスポーを恐れられたり、才能に恵まれたジャンパーだったり、走る事では群を抜いていた女性だったりしたことは一度もなかったという人もあるでしょう。あるいはまた、脂肪がつき過ぎたり、ビール腹がつき出ていることがスポーツをやることの妨げとなっているのでしょうか。もちろん我々は薬を使って循環、心臓、消化の働きにその場しのぎの活を入れる事はできます。だが、これによって得をするのは薬の業者だけなのです。それとは違って我々の薬は金がかからず、しかも楽しいものなのです。

正しい強さと量を考えて規則的に行う健康とスポーツ

スポーツは我々を健康に快適にするばかりでなく、その副産物として若くするものでもあるのです。精神的にも、また肉体的にも若くするのです。

この文献に記載されているように人間は、その時点にあった生活習慣を身に付けて行かなければならない動物であることを十分理解し、心と体を適度に鍛えていかなければならないと考えます。

医学博士 杉本道代

設立目的

設立者は18年間小児科医として外来や入院の患者さんの治療、健康診断、予防接種の仕事をしてきました。その経験から、保険診療ではカバーしきれない問題に対して、ゆっくり説明出来る時間がほしいと思うようになりました。それを解決するために、それぞれの病院でやってきた活動を会社を設立することで一つにし、管理するようにしました。病院に来ない親子、家族にも利用してもらえたら、心身とも元気な人が増えるのではないかと思い、2001年9月、有限会社カリエレを設立しました。どなたにも楽しめるページにしたいと考えております。

有限会社カリエレ 代表取締役:杉本道代

目的

1. 育児に関するカウンセリング業務
2. 育児用品の販売
3. 各種催事の企画、開催、運営
4. 前各号に付帯する一切の業務

代表取締役の経歴

1984年 聖マリアンナ医科大学卒業
1986年 東京慈恵会医科大学小児科学教室研修医
1988年 同教室入局助手
1990年 川崎社会保険病院小児科勤務後、医長
1992年 日本マタニティビクス・インストラクターとなる、後ディレクター
1993年 川崎社会保険病院でマタニティービクスを開始
1994年 成育医療センター(当時、国立大蔵病院)勤務マタニティービクスを産婦人科病棟内で開始。
1997年 川崎社会保険病院でベビービクスを開始
1998年 保土ヶ谷区岩間市民プラザにて親子体操はじめる
1999年 藤沢市公民館しおさいセンターにて親子体操はじめる。学位授与、医学博士
2001年 有限会社カリエレ設立
2002年 杉本医院、医院長就任