2008年は、新しい予防接種の麻疹風疹混合ワクチンの2回接種になりました。細かい内容は、各市町村で異なる場合があります。予防接種指定病院に問い合わせてみましょう。日本脳炎ワクチンは中止になっていましたが、以前と同じ液で始まりました。3歳から受けられます。同意書の署名が必要の地域もあります。蚊によって媒介され感染します。夏までに受けて予防しましょう。
乳児のお風呂は、大人が介助しないと入れません。特に新生児は介助側も慣れないため、洗いきれてなかったり石けんが皮膚に残ってしまうことがあります。汗ゴミは大人より沢山出ています。皮膚も弱いので赤くなったり、湿疹の原因になったりします。特に、耳、首、おむつがあたる部位は、しっかり洗ってあげましょう。皮膚を清潔にするだけで初期の湿疹や発赤は消えてしまします。体脂の多い乳児期前半の赤ちゃんは、外用薬を汚れた皮膚の上に塗ったのでは、悪化してしまいます。 スキンケアーをしっかりマスターしましょう。裏技も紹介いたします。
最近同じ日に2カ所の診察を受けている人を見かけます。始めの病院の診察で処方された薬を1回飲んだだけで効かないと判断して違う病院に行くのは賢い方法ではありません。1回で効く薬は、頓服の一時的な薬だけで、3日間以上で1日2から3回飲む指示の薬は 2日は飲み続けないと効果が解らないものがほとんどです。薬を飲ずにコレクションしていろいろ持っている人は、いつ誰の判断で飲まれるのか心配です。自然治癒力を望まれるのなら病院の診察は意味のない事です。
むだな捨ててしまう薬は病院側もお渡ししたくありません。いくら個人負担がなくても国の財産を無駄にしている事になります。よく症状を説明して確実に飲める薬を1回目の病院でもらえるようにしましょう。一番辛い症状を伝えて下さい。多い訴えは確信がつかめず、薬の種類も多くなってしまいます。経過も日を追って話せるようにして下さい。口べたな人は、メモに書いて持って行きましょう。
最後に、病院を短期間に換えることは診断を遅らす場合もあるので注意しましょう。もし違う病院にどうしてもかからなければならない時は、前医の説明と処方された薬の内容が解るようにしましょう。やはり信頼関係で成り立っているものです。お互いに誠意を持つように心がけましょう。
赤ちゃんの肌を良く見て下さい。幼児や大人より細かい赤い線か多く見つけられると思います。それは、毛細血管が皮膚の浅いところまで来ているからです。柔らかく再生し易い特徴がある反面、軽い刺激で炎症を起こし易い性質があります。ゴミがたまり易い部分は落ち着いてゆっくり洗ってあげてください。基本は体を湯船につけてお湯になじませます。皮膚がほんのり赤くなったら柔らかく泡立てた石けんの泡をガーゼなどの柔らかい布でなでるようにつけます。強くこする必要はありません。石けんの泡が脂ゴミを取り除いてくれますので薄く伸ばすようにつけて下さい。次にお湯につけて泡を流すか、お湯で濡らした石けんの着いていないガーゼか布で拭き取って下さい。
脂ゴミの固まりが首や頭、股などについて取れないときは、入浴前にベビーオイルを塗っておくとジョジョにとれていきます。1回でとろうとしないで毎日ためして下さい。冬でも1回は沐浴や入浴しましょう。汗の多い夏は2回洗っても大丈夫です。乳児後半から幼児は、乾燥肌になりがちです。入浴後に保湿剤を塗って予防しましょう。
母乳栄養をWHOが推奨しています。生後6ヶ月までは母乳だけで育てる事が基本だそうです。果汁は生後1ヶ月過ぎたら湯冷ましで薄めて与えられましたが欧米の方針を取り入れて、離乳食と同じ生後6ヶ月で始めるように変わって来ています。母子手帳の4ヶ月の項目に離乳食開始の有無を問う内容がありますが、矛盾していると思います。胃腸炎や脱水、発熱などの補水のアドバイスにりんごジュースや電解質飲料の接種を進めていましたが(数年前は普通に乳製品以外の飲み物が良いと指導していました。)看病疲れで何ml出ているか解らない母親の母乳だけで良いと言い切れるのでしょうか? 欧米の果汁を与えない理由が甘い味にはやい時期に慣れると、生活習慣病になる率が高くなるらしいからだそうです。しかし日本のくだものは季節感がありただ甘いだけで与えない事が良いのか疑問に思います。幼児期になればお菓子の味を覚えます。どの年齢でも生活習慣病になる可能性があります。質と量の問題だと思います。生後4ヶ月頃にミルクや母乳を飲まなくなる赤ちゃんがいます。この時期に離乳食を初めてはいけないのでしょうか?母乳に味の変化があると言う説を主張するかたもいますが、個人個人に合った離乳開始時期があります。いろんなタイプの食育を見守ってあげる姿勢が大切ではないかと思います。同じ月例でも離乳のペースは、違います。あまりお母さん達を悩ませないでいただきたいです。離乳食の本を書く人にその辺をお願いしたいです。
インフルエンザワクチンは毎年流行するウイルスベスト3をワクチンにした注射液を10月に作ります。鶏卵をつかって作るので卵を食べたことの無い乳児にはアレルギーが出る可能性があるためできません。卵アレルギーのない児は予防を受けることができます。
2005年に変わりました。生まれてから6ヶ月までにBCGの接種。3から8週間隔で3回行うDPTの三種混合ワクチン。飲む方法で行うポリオワクチンが4ヶ月ぐらいから2回行います。
【定期予防接種表】を参考にして下さい。
すでに2003年4月より小学校のツベルクリンとBCGは中止になりなした。2005年4月からは、「ツベルクリンをせずに0ヶ月から6ヶ月までにBCGを1回受ける方法」にかわります。2005年3月までに4歳までの、BCGを受けていない乳幼児は、早めに受けましょう。結核は、撲滅されていません。2005年4月から6ヶ月過ぎると自費になりますので注意しましよう
昨年ほど多くありませんがインフルエンザの流行が始まりました。手洗い、うがい、部屋の加湿を心がけましょう。
水疱瘡が流行しています。まだかかっていない人は、ワクチンをおすすめします。1歳過ぎから自費でうける予防接種です。よくいわれている属名が、「みずぼうそう」で、病名は、水痘です。ワクチンは、水痘ワクチンです。
乳児に1回はかかる病気に、突発疹があります。急な高熱が約3日でてそのあと全身に赤い境界のはっきりしない発疹がでます。写真でみてください。
左)接種ちょくごの腕、中)2か月後の腕、右)6か月後のBCG痕
生まれて初めての赤ちゃんの検診
車の移動は生まれてすぐから出来ます。夏場、環境を考えてあげれば1か月検診で異常ない赤ちゃんはどの乗り物でも大丈夫です。注意する点は、体温がこもらないように工夫する事と水分補給に気をつけることです。具体的には、汗をかいていたらふいて、少し薄着にして体温を調節してあげる。飲み慣れた水分をすぐ出せる用意をして、くずったり、汗をかいたとき飲ませてあげる。 飛行機や電車のトンネルで耳の異常で泣く事が多いので何か飲ませるものがあると便利です。
10か月までは、実家など親が慣れている所までの移動に止どめ、いくつも乗り換える移動は避けたほうが無難です。環境の変化が激しいのは感心しません。 しかし、1才ぐらいで本人の意志が解るようになったらいろいろな経験をさせてあげて思い出を作りましょう。
紫外線には首の後ろや肩に30ぐらいの強さの日焼け止めをこまめにぬって頭は帽子などで直射日光を避けてあそばせましょう。赤ちゃんと同じで水分補給を忘れないで下さい。やっと夏らしくなりました。夏しか出来ない遊びを経験させてあげましょう。
最後に冷房の対策として長袖のフードを持っていると便利です。紫外線よけにも保温にもつかえます。
ベビーアクアは一種の水中運動であり、顔を水に付けない状態で行う他動運動を基本として作成している。
親が支えて行う運動のため、親子の絆を深め、育児不安の解決手段や発達刺激となる。
さらに身体を動かす楽しさを体験し、将来の運動習慣確立の助けとなる事を期待している。
2006年3月31日までに麻しん、風しんのワクチンを2歳から7歳半児童は受けましょう。厚生省の方針により麻しん、風しんワクチンの接種方法が2006年4月から変わります。MR混合ワクチンのみに変更されるため、単独でどちらかが済んでいる7歳半以下のお子さんは、3月いっぱいに残りのワクチンを受けないと、自費接種になります。さらに4月に2歳から5歳未満でまだどちらのワクチンもしていないお子さんは、MR混合ワクチン一回のチャンスが5から7歳未満にあるだけになります。単独の公費ワクチンが出来る3月中に麻しんと風しんを一回づつ接種する事をお勧めいたします。
シェイカーベビーという言葉が新聞に記載されていました。これは、首のすわらない赤ちゃんをゆすって脳や神経に障害を残してしまうことです。生後4ヶ月ぐらいで首がすわります。立て抱きにして自分の力で頭をおこしていられれば首がすわったといえます。個人差があります。首がすわっていても寝ているときや授乳してすぐなどは強く体をゆすってはいけません。月齢と機嫌をみてあげれば、赤ちゃんを動かしてあげることは心と体にとてもよいことです。どうか発達にあった運動刺激を与えてあげてください。
生後7ヶ月ぐらいでお座りが出来るようになってきます。その時期に抱き癖がついてお母さんがつらいときは、一日1時間ぐらいまで、歩行器に乗せてみると喜ぶかもしれません。おたすけグッズとして利用してみてはどうでしょうか? はいはいの練習第1段階で写真のようにバスタオルを脇の下に入れてあそばせます。
1.赤ちゃんを仰向けに寝かせ、お母さんの指をつかませる。
2.そのまま頭の上までやさしく伸ばし、また腰のあたりまで下ろします。
3.今度は腕を横にひろげ
4.両手首が腕の前で交差すように閉じる
この一連の動きをゆっくりと、やさしく、最初は2,3回からはじめ、そのうち8回こなすようにする。これは腕、肩、胸の筋肉や関節の運動になります。
5.赤ちゃんを仰向けに寝かせ、足首をやさしくつかみ、ひざがお腹の上にくるまでゆっくりと押し上げる。
6.そこで一瞬、動きを止めてから手を離し、赤ちゃんの足がまっすぐに伸びるまで、そのままにする。
これを5回繰り返す。
7.赤ちゃんを仰向けに寝かし、指をつかませて引き上げて上体を起こす。初めは少し起こすだけ。徐々におすわりの状態になるまでゆっくりと引っ張り上げる。
最初は2,3回
8.足のストレッチと同じ上体で、足首をやさしくつかみ、自転車こぎと同じように両足を回すようにかわるがわる動かす。これはとくに股関節と膝の関節の運動になります。
9.赤ちゃんの胴体をしっかりとつかみ、頭上に持ち上げ、「高い高い」をしてあげる。この動作で赤ちゃんは、宙に浮く感覚を覚えます。
10.脇を抱え、赤ちゃんを立ち上がらせ、しゃがませ、また立ち上がらせる。この動作で足の筋肉とバランス能力を発達させる。
11.赤ちゃんを床にうつ伏せにし、肘で上半身を支えさせる。赤ちゃんの骨盤のあたりをしっかりとつかんで持ち上げます。はじめは3〜5秒くらいそのままの状態を保って下さい。
12.赤ちゃん用の毛布で赤ちゃんを腹ばいにし、両手で毛布をしっかりとつかませ、ゆっくりと毛布を引きずり寄せる。最初は手を離してしまう赤ちゃんも、だんだんと「これはおもしろいぞ」とわかり、毛布にしがみつきます。
13.そろそろ歩き始めます。手をつかむのではなく胴回りや腋の下を抱えてあげると、はやくバランスがとれるようになります。床にひざまずいて赤ちゃんと同じ高さになるように手を貸してあげます。